鋸業界の厳しい時代において『硬い奴』は、㈱大吉堂さんが替刃式中スキ研磨両刃鋸として販売され、多くの大工さんから切れ味に於いて高く評価され、リピーターの方も多く全国的に有名な鋸でありましたが、発売元の大吉堂さんが、廃業され会社を整理することになりました。
弊社の規模で4,800万円位の負債があり連鎖倒産しそうになりました。
『硬い奴』は発売当初より私ども信州銘鋸工業が製造しておりました鋸です。
大吉堂さんは、私どもの設備が整った工場に作らせていたため安心した切れ味のブランドを誇ることができたと思います。
私ども信州銘鋸工業株式会社は、㈱大吉堂さんの倒産に伴い 『硬い奴』の商標登録番号第2470997号を代表相澤明氏より譲渡していただき、特許庁の商標登録済通知書を受け取り、全ての手続きを完了致しました。
西暦2004年平成17年4月製造出荷分より S.meikyo と掲載されています。 『硬い奴』の刃先処理につきましては、以前は真空管式で行っており、その当時は刃先にトロケ等が生じることがありました。この場合は2回目立てをしてキレ刃のトロケ部分をカットしていましたが、これでは、肝心の焼入れ(インパルス)部分を落としてしまい、耐久性が減少する欠点がありました。 そこで当社は、最先端【超高周波誘導加熱装置】を導入して、刃先のトロケ等が生じない《衝撃焼入れ》を実施しています。
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